Little Women(邦題:ストーリー・オブ・マイ・ライフ:わたしの若草物語)久しぶりに映画館で観てきました。(もちろんマスク&ソーシャルディスタンス)とてもよかった!
今年(2020年)のアカデミー賞ノミネート(作品賞・主演女優賞・助演女優賞・脚色賞・作曲賞・衣装デザイン賞)されていた作品です。南北戦争時代を舞台に個性豊かな四姉妹の成長物語「若草物語」なのですが。過去に映画「若草物語」(1949年)も観ておりましたが、自分の中では断然2020年公開版に軍配が上がりました。主役のジョーは女性の選択肢がほぼ結婚しかない時代に自立して小説家になりたいと切望します。
「(女性の)自分らしい生き方や夢を追い求めることへの葛藤、人間なら誰もが感じる孤独や不安。当時の女性に対する制約はある意味普遍的で時代を超えるテーマ」とインタビューでおっしゃったティモシー・シャラメ、実に的確。自分も若い頃から、そしていまだに抱えていること故に涙腺崩壊。決して古い話ではありませんでした。
またアカデミー賞では結果的に衣装デザイン賞を獲るのですが、本当に衣装も素敵でした。特に部屋着が(部屋が寒いからか)色々重ね着しているのですが、毛糸物は手編みでとても素敵。色合わせが素敵。また、衣装に登場人物のテーマカラーがあるようで、それぞれとても似合っていましたね。また、屋外のロケが素晴らしく四季の風景が観ているだけで清々しい気分に。全体に瑞々しい映画でした。