今年の夏は梅雨明けも早いうえに猛暑でしたね。
今年の夏の小さなお出かけといえば「クレマチスの丘」。
以前から行ってみたかったのです。
車のない人は三島の駅から専用バスが出ています。最初は街中を走っていますが、どんどん坂を登っていくとすぐに森の中です。
広い敷地に「ヴァンジ彫刻庭園美術館」「ベルナール・ビュフェ美術館」「IZU PHOTO MUSEUM」「井上靖文学館」が点在しています。
一番の目的は須田悦弘さんの企画展「ミテクレマチス」です。左の写真はHPよりお借りしました。
無機質なコンクリート打ち放しの壁から、うっかりすると見過ごしてしまいそうな場所にぽつんと花が咲いています。美しいクレマチスが花を咲かせています。え、と意表を突かれる感じです。
そしてこのクレマチスは「木」で出来ているのです。花びらの質感や葉の薄さ、葉脈など本物のように見えます。とても木で作られたとは思えない繊細さがとても魅力的です。それがいきなり壁から現れています。そのありえないギャップがとても面白いのでした。
ちょうど庭園にはクレマチスが咲く時期だったことに合わせての展示だと思いますが、面白い企画ですね。(あ、でもこの展示は10月30日まであります)
イタリア人の彫刻家ヴァンジさんの作品も面白く、ゆったりとした空間に贅沢な展示でした。庭園はクレマチスの他にバラ、ちょうど睡蓮がたくさん咲いていて美しかったですね。
とてもゆったりとした気分で過ごせました。
家の近くにこんな場所があればいいのになあと思ってしまいました。